社会人は最初に何を勉強すれば良いのか?

社会人がまず学ぶべきこと、身に付けるべきスキルは”モチベーションの上げ方”です。言い換えるならば自分の機嫌を取る方法。

なぜなら人が他人より早く成長していくためにはモチベーション管理の必要があるからです。

日本の義務教育には”皆勤賞”というものがあります。たとえ勉強やスポーツが苦手で成績が悪くても、教師や他の生徒からどのように思われていても、毎日学校にさえ通っていれば表彰されるのです。

数字の世界に生きている私からすると、何て無意味な表彰制度だと感じてしまいますが、それが事実です。

そんな国で育った人達が社会で上役になっている状況を考えれば、どんなに仕事で成績が良くても、他の人より多く休暇を取る人は使用人(サラリーマン)としては評価されにくくなって当然と言えます。

大方、『あいつは仕事が抜群にできるけど、ここぞという時に休むかもしれないから信用できない』といった評価に落ち着くでしょう。

或いは、成績が良ければ何をやっても許されると勘違いする輩が出てくると言った危機感から解雇や左遷といった措置を取られることも少なくありません。

日本で一流の社会人(サラリーマン)として認められるのは①会社で決められた日以外の休暇を取らず、遅刻もしない。②成績が優秀であることです。

それはつまり、”遅刻したり休んではいけないけど、仕事はキチンとやってね”ということであり、現代日本においてもそれが雇用主から信頼される最低条件です。

どちらか一方でも周囲と比較して著しく平均を下回った場合、”解雇”される可能性があります。

欠席せず、毎日出席することは義務教育で学べますが、その先社会人として仕事で成果を出すことについては義務教育では教えてもらえません。

と言うよりも、日本では成果を出す方法を教えることのできない人間ばかりになってしまったと表現するべきです。

そうとなれば、成果を出すためには自らの手で自らを成長させていかなくてはなりません。

では、自分が成長していくために必要なことは何でしょうか?

結論からいうと、人の成長とは日々の積み重ねから生まれます。

他の人より抜きん出たいならば、毎日他の人より多くの経験を積む必要があるのです。

1日、2日で人は変わりません。

1ヶ月、半年、1年、5年とそれなりに積み重ねをして少しずつ成長していきます。

この先、接客業に就いたとして、どんなに素晴らしい品物やサービスを扱っていても、嫌々仕事に取り組んでいる人が暗い顔・暗い声で勧めたらお客さまは逃げていきますし、ファンになってくれるお客さまは集まりません。

”お客さまから話を聞いて、適切な商品をご案内する”…言葉で表すのは簡単ですが、お客さまの話を聞くというたった一つの過程だけでも職人技と言って過言ではありません。

例えば販売職や営業職では”お客さまの話を聞くことが重要です”何て格言があるくらいです。

勿論、一部では何にも意識せずにそのまま社会人として通用してしまうような方もいらっしゃいますが、基本的には社会人になったばかりの方では”お客さま相手に”上手く話を展開していくことは難儀とされているために”成長していく必要”があります。

自社の商品やサービスについての勉強は座学や研修、業務を通じて学べます。

しかし残念ながら、嫌な事があった時やつらい時にでも、常に前を向き仕事に打ち込んでいくメンタルは自然に身につくことはありません。モチベーションを高く保ちながら日々の積み重ねをしていくことが一流への最も近い道とされます。

いつも落ち込んで不健康な毎日を積み重ねるのではなく、例え辛い事や嫌なことがあっても、毎日心身ともに健康で過ごすことが、やがて人を”一流の社会人”へ成長させます。

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