セールスマンのルーティン(体内時計について)

ビジネスマンとして好成績を長く維持している方はルーティン(習慣)をお持ちであることが多いと言えます。云わばゲン担ぎのようなもので”大きな商談の前には○○を食べる”、”お客さまに決断を迫る日は赤い勝負パンツを穿く”といったことが有名ですが、こと結果を残し続けるためにはこういったゲン担ぎは絶対ではありません。どちらかといえば、私たちセールスマン(営業マン)に必要なのは時間のルーティーンです。

どうしようもない繁忙期や特別な仕事、会合が入らない限り、始業時間や就寝時間はいつもほぼ同じです。

体内時計というものはビジネスだけではなく、スポーツ、プライベートなことまで身体に多大な影響を及ぼします。

極端な例を出すと、普段夜勤をしている方が日勤をしても集中することは難しいのです。
いつもは朝一番で事務仕事をしてから外回りをしているビジネスマンが、何らかの理由で朝に仕事ができず、外回り後に事務仕事をしなくてはならなくなった場合、集中できなくなってしまいます。

いつも午後10時に就寝している方が、深夜1時まで遊んでいたら中々眠りに就けなくなります。次の日のパフォーマンスも落ちることでしょう。

つまり、人間は体内時計が狂った場合、全てにおいて効率の良い作業をすることができなくなるということです。

ビジネスマンとして短い時間で良い成果を出すためには、効率が全てを司ります。

しかし、それは仕事やお客さまに振り回されることがないという意味になりますから、何だか難しいようなイメージがありませんか?

ビジネスマンで有る限り、利益を出すことはとても大切なことですが一番大切なのは”あなたの身体”です。
人間は儚いもので、一度体調を崩してしまえば潰えてしまう可能性があります。仕事で成功するためには必ずといっていいほど長い間の”毎日の積み重ね”が必要ですから、身体は何よりも大事にしなければなりません。たった1年で成功した方よりも10年かけて成功した方のほうが圧倒的に体調管理が上手いはずです。

タイトルにしたとおりですが、ルーティンの中でも特に大切なのが”体内時計”です。要は”何をするか?”ではなく、何時にするか?”ということになります。

そのため、これが全てとは言えませんが、顧客やご自身の仕事をコントロールすることによって”時間をコントロールする力”がないとクオリティの高い作業を長く続けていくことは不可能と言えます。

朝出勤したら、必ず”缶コーヒーを飲む”、必ず”机を掃除する”というルーティーンを大切にしている方も見受けられますが、優れたビジネスマンがもっとも大切にしているのは”体内時計”であって”行動”ではありません。

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