セールスマンや企業の社長、事務職等、あらゆるビジネスマンにとって休日の過ごし方はとても大切です。私のお客様の中には『私には休んでいる暇なんてない。24時間365日働いている』という方がいらっしゃいますが、それでは太く短いビジネスマン人生となることは目に見えております。
休まず働くこと自体はとても素晴らしいことですが、早期退職を目指しているわけでなければお勧め致しません。ただし、他のビジネスマンより秀でた結果を出すためには就業時間を増やすというのは当たり前の事です。
とは言っても、ここでは”休日”ということについて記述しておりますので、丸一日を平日のように動けという話ではなく、平日と同じ時間に起床し、平日にはやらないことをしてくださいということです。
もしも疲労が溜まっていたとしても、ただ寝て一日を過ごすという事は避けてください。”時は金なり”という言葉があります。長い人生のたった一日であってもそれは24時間もあります。
どうしても体調が悪いという時を除いて全てを捨ててはいけません。
ビジネスマンとして休日にやるべき事は休むことではなく”精神的、肉体的なリフレッシュ”です。はっきり言ってしまえば、疲れを取ることは二の次で構いません。
むしろ慣れた仕事をしているときの方が、体力や精神力を回復するいい機会だと仰る方もいるくらいですから”休日=体や心を休める日”ではありません。
人生は仕事だけではありませんが、仕事の充実や仕事で得るお金は人生の充実に必須です。
確かに休むことは絶対に必要ですが、ここでは仕事を充実させるために休日のうち1部の時間を使うことをご提案致します。
①午前中にスポーツをする(筋力トレーニング)
②読書をする
③新しいものに触れてみる
④自分が叶える夢を書いてみる
いつの時代でも、成果を出し続けることのできる方にはいくつかの共通点が存在します。
自分の意思で自分の欲望を押さえ込めることができる、常に勉強をしている、常に一流であるために一流に触れ続ける、常に夢を語れる。
実際には探せばいくらでも挙げられるはずですが、他と比較し秀でた成果を挙げるためには当たり前のように”他人と異なる考え方や行動”が必要になります。
ある方は『凡人ならば人の10倍働け』と言いますが、だからと言って『朝も晩も寝ずに働き続けろ』ということではありません。他の方々よりいい結果を出すのであれば、プライベートの充実は必須です。他のページでも記述しておりますが【長期的な活躍のために手を抜いてください】1年、2年活躍するだけではいけないのです。
毎日朝早くから夜遅くまで働いて身体を壊したり、飽きてしまったり、土日まで全て仕事に捧げることによって家族を含めた周りの方々を不幸にするようなことをしてはいけません。
他人よりも優れた結果を出すためには”他人が1進むうちに自分は2進み、他人が2進む間に5進む”という考え方がありますが、これは働く時間を2倍3倍にしろという意味ではなく、仕事を効率化し新しいやり方や既存のやり方を進化させて取り組んだ結果として、他人よりも優れた結果を出すという意味です。
無理をして寝る時間まで惜しんで働き続けることは美しいことでしょうか?それで将来、自分は幸せになれますか?
あなたが成功することによって利益を得る方は大勢いるかもしれません。成功している間はチヤホヤされることもあるでしょう。
しかし、もしもあなたが倒れたときに責任を持ってくれる人間はいないのです。ましてや、あなたが身体を壊したところで、『私があいつにキツいノルマを課したから…』、『お前が体調を崩したのは私たちが多くの仕事を与えたせいだ。いつまでも待っている。お前が戦線を離脱している間も給料は全額支払うよ』と優しくしてくれる上司も社長も取引先もこの世にはいないはずです。
ですから、休む時間を確保することや気分転換をする時間は自らで責任をもって確保しなくてはなりません。
限られた時間で素晴らしい成果をあげ続けていくために、”ご自身のため”に休日を作ってください。生身の人間にとって、自分自身の休日を作ることはとても大事な仕事なのです。