セールス(営業職)に教科書は存在しない | 売れる営業マンになるためにはトレーニングが必要

”トップセールス”になるとセールスに教科書が存在しない理由が身をもって良く分かるようになります。

騙すつもりがないことは理解できますが、世の中に溢れているセールスについての書籍やセミナーの内容を100%理解できたとしても、トップセールスにはなれません。

セールスが相手にするのは”機械や紙”ではなく”人間”です。人間相手に絶対成功するマニュアルは存在しないのです。

書店や図書館でスポーツやビジネスについての本をご覧いただければご理解いただけると存じますが、それらの本に記載されている内容は、基本となる”技”について書かれているだけで具体的な”勝つ方法”については触れていなのです。

相手が機械であれば、テレビゲームの攻略本のように完全攻略法が記載されているので、書籍さえ手に入ればゴールまで迷うことはありませんが、相手が人間である場合はそう簡単にはいきません。

残念ながら、セールスに関する書籍を読んでも”セールスを攻略することはできない”のです。

”どうやってやれば勝てるとは書いていない…”当たり前の事ですが、沢山の書籍を読み漁っていたにも関わらず、大きな成果に繋がらなかった当時の私は気付くことができませんでした。

今なら理解できますが、如何なるトップセールスもセールスコーチも誰にでも当て嵌まるような具体的な”勝ち方”については適切な文章を作ることは不可能なのです。

ただし、何をしていけば”勝てる”ようになるのか?何を積み重ねていけばいいのか?というトレーニング方法が記載されている教科書は存在します。

存在しないのは、”これを読めば勝てるようになる”という教科書です。売れっ子の真似をすることによって得られるのは”過去にウケた方法の模造品”です。あわよくば、ある程度の成果は出ても一時的なものでしかありません。

もし、売れっ子にセールスについて尋ねる機会があるとすれば、はっきりと具現化できるものはセールスの”技”についてのみということになります。ですから、”技”について聞き出すことは有意義です。

それから、こういう時どうする?という質問はしないようにしてください。野球で言えば、『満塁だけどどうする?』サッカーだと『ゴールキーパーと1対1になったけどどうする?』と聞いているのと同意です。尋ねた側にとって参考にならない回答しか返ってきませんし、それを実行することによって商談が失敗することになります。

自分の判断で失敗したことは”財産”になりますが、他人から与えられたもので失敗しても”ただの失敗”で終わります。何よりそれでは悔いが残りませんか?

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