顧客とセールスマンが対等な関係でなければならない理由 | 顧客の立場に立ったセールス

トップセールスまたはトップ営業マンは、社内で堂々と顧客に電話をかけることができます。

当たり前で簡単なことに聞こえますが、これは顧客に対して常に対等、ないし優位な立場にいなければできないことです。

契約を獲るために、顧客のわがままを受け入れすぎて奴隷のようになったり、営業マンが個人的な金品を使ったり、お願いをしたり泣きつくようなことをしていれば、顧客への対応によってカッコ悪い、恥ずかしい自身の姿を社内で見せることができなくなるのです。

ですから、日頃から社内で電話できないセールスをしているということは”赤信号”を意味します。

私が日常業務としてセールスマンの方々からご相談を受けたとき、『あなたに子供が居たとしてその子供に見せても恥ずかしくないような仕事をしなければいけない』という基準を提案しています。

なぜ、顧客との立場にこだわるのか?
その理由を記述致しますと、こちらでもご案内したとおりセールスにおける紹介者の重要性】”トップセールス”になるためには紹介から生まれる営業が必要不可欠なのです。

残念ながら、顧客に対して奴隷のように駆けずり回ったり、取引を辞めるよと脅せば何でもいう事を聞いてしまうようなセールスマンへ”自分の身近な人間”を紹介することはありません。

また、顧客の立場になってお考えいただくと分かりやすいかと存じますが、”納得していないのに無理やり買わされた方”や”お願いしますと泣きつかれて買わされた方”、”断わりにくいようにされて買わされた方”は、これまた自分が取り引きした営業マンを誰かに紹介することはありません。

たかが日銭を稼ぐために自分を蔑ろにしたり、顧客の気持ちを踏みにじる営業マンではトップセールスになることはできないのです。切れない包丁を何度も叩きつけて魚をおろすような方に、顧客は自分の身内を紹介するはずがありません。気持ちよく契約を結ぶことのできた顧客のみが”セールスマンの協力者”になる可能性を持ちます。

話は変わりますが、士業と呼ばれる職業があります。有名なところでいうと弁護士、税理士ですが、一般的に見れば彼ら彼女らは高収入です。
しかし、ここで疑問が出ます。
我々セールスマンと異なり、飛び込み営業もテレアポも、一部を除き宣伝すら行っていないにも関わらず、なぜ高収入を得られるのでしょうか?
もちろん単価が高いからということもありますが、質の高い作業ができる方は顧客が途切れることはありません。

これは正に口コミと紹介営業の力が絶大であることを示しています。

気合いが足りないとかお願いが足りないとか、そんなレベルの低い話で顧客がセールスマンを信頼したり感動を覚えるはずがないのです。

必ず”基本に誠実なセールス”をしなくてはいけないというルールはありませんが、顧客がセールスマンに対して信頼を覚えやすいのは”猫だまし”でも”奇襲”でもないことを留意する必要があります。顧客に対して遜ったり、お願いばかりするのではなく、まずはご自身が行う”作業の質”を高めるトレーニングに身を置いてはいかがでしょうか。

下記リンクにて、私からセールスの能力を上げるためのトレーニングをご提案させていただきます。

作業の質を高めるトレーニングはこちらから⇒【トレーニングについて

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