他人に負けたときに得るモノと自分に負けた時に失うモノ | 負けたときに諦めないこと

セールスに限らず、仕事や勉強、テレビゲーム、スポーツ、武道等に取り組んでいると他人や自分自身に”負ける”ことがあります。

今では一般的に考え方として普及していることかと存じますが、他人と能力や成績を比較して劣ることや正に直接戦って負けたのならば、それは他人に負けたと言うべきで、それでも諦めずに戦うならば自分に負けたことにはなりません。

屁理屈だと言えば確かにその通りですが、要は他人に負けたとしても、諦めずに立ち上がって戦うことが大切だということです。

成功者と呼ばれる方々は大抵の場合、チャレンジしては失敗し、他人に挑んでは負けて、それでも諦めずに試行錯誤した結果として成功を収めています。

失敗しても、負けても、諦めない胆力や努力を積む力は確かに一種の才能かも知れませんが、所謂凡人が勝つ方法はこれしかありません。

なぜなら、凡人が勝負に勝つためには大抵の場合で勝ち方を考えて理解していなければならず、そのためには自分の限界を知る必要があるからです。

どんなに綺麗事を語っても、営業活動や商売は戦いです。

例えば、戦国時代に1万人の兵を率いて10万人が滞在する陣営に攻め入るならば、普通に戦って勝てるのか…

普通に戦って勝てないならば、どうすれば勝てるのか…、現時点で戦いを挑むべき相手でないならば、他の道はあるのか…

負けることで学べることは”自分の限界を知れること”、その後に自分でもできる勝ち方を試行錯誤しながら組み立てることによって”実際に勝つことができる”ようになるです。

“一騎当千”という言葉がありますが、これは自分の限界を知っている人間が自分が考えた戦い方で1000人と渡り合うというだけのもので、たった一人で1000人がひしめく場所に何も考えず、何の準備もせず、何も持たずに割って入っていって勝てるというわけではありません。

どんなに鍛えようが、人一人ができることなどたかが知れています。

殆どの場合、勝つか負けるか結果の違いは”勝ち方を知っているかどうか”で決まり、その”勝ち方”を思慮し実行するためには、自分の能力の限界(自分が率いている戦力の限界)を把握している必要があるのです。

ですから、まだ後があるならば、他人に負けることは決して悪いことではなく、自分自身に負けず諦めないことこそが勝つ方法だと言えます。

他人に負けて得るモノは勝ち方、自分に負けて失うモノは勝機です。

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